発注期日:2022年12月
発注依頼会社:日本H.D物販会社
:広州MX輸入代行
中国OEM生産工場:河北省のA工場(広州から2500km離れている)
OEM生産商品:キャップ3000枚 納期:30日間
メーカーと提携期間:4年間
ご存知の通り河北省は単価安いバッグ,帽子の生産で有名のところで
アリババ1688の通販サイトでメッチャ安く卸していますので
日本通販物販のお客様にも人気のサプライヤーが集まっている製造地域です。
お客様の目標価格では広州・深セン・東莞の帽子メーカーは製造できないし,
品質も少し落ちても安いので価格競争力があることで有名のところです。
中国OEM生産工場の特徴6点
リピート商品の依頼で色数を増えたので中国OEM生産工場より
量産前に撮影用の予約販売の画像もいただきました。
ですが3000枚のキャップをMX輸入代行会社の倉庫に届き検品時に問題を発見しました。
品質問題:
帽子のバイザー(ツバ)の生地に軽いシワがあることです。
商品正面の生地に小さいシワがあり、
目立つことではないですが商品として完成度が落ち、
日本の品質要求としては不良になりやすいので、
原因をOEMメーカーに確認しました。

河北省のOEM生産工場の返事:
1. 生地にシワがありますが、速乾生地の特殊性があり、熱を加えるるシワがなくなる、
2. この帽子は冬に向いてのものではなく、春夏用の帽子で暑いその時に販売すると問題ない、
3. アイロンをかけてシワがなくなるかテストお願い、
4. この問題は正常範囲の問題で不良ではない。
中国OEM生産工場はよく自分の生産ミスに対して納得行かない理由いっぱい説明あります。
帽子にアイロンをかけてテストしたら
熱をかけるとシワがなくなっていました。
ですがMX輸入代行会社社内検討意見として
1. リピート商品で今までバイザー生地のシワが発生のことはなかったし
2. 夏になるとシワがなくなっても通販サイト販売で夏だけ販売も無理のこと、
3. 帽子OEM工場として先に確認必要ですがそれも気にしなく全部量産したので工場の責任、
4. シワある帽子をOEM工場の社長は消費者としてお金払って購入したいか?
5. 新しく制作すると必ず改善できるのにどうして製作中に注意と改善していなかったのか?
6. これは言うまでもなく品質不良で全部新しく製作して納品必要と意見をまとめました。
2-3日間のOEMメーカー社長と直接トラブル交渉結果
中国OEM工場の返事
1. 年末でオーダー多く、社内の管理不足でこの問題が発生、
2. もしサンプルを日本に送って割引しても販売不可であれば全部新しく製作する
ことに同意しました。

中国OEM工場とのトラブル交渉時のポイント
1.OEM生産代行会社として商品に対する専門知識が必要で
不良に対して強く抗議と説得力が必要です。
例えOEM生産社長の一番気になる痛いところを話題にして追及することです。
★帽子専門のメーカーとしてこの不良品を製作して恥ずかしくないとか?
★この商品を御社は購入する意欲があるの?
★これが工場がアリババサイトでPRする最高品質?
★MX輸入代行会社も他の提携する帽子メーカーあり、
同業の帽子メーカーに不良原因を確認して教えるか?…
中国のOEM工場は不良が発生してもたくさんの理由で不良をすぐ認めていないですが、
交渉と説得で自分のミスを直視させて、責任を背負うことがポイントです。
今回は中国輸入OEM生産トラブルは解決しましたが
毎回うまく解決されていくことではありません。
以上で中国輸入OEM生産代行の事例をお読み頂きありがとうございいます。